クラウドとは?
- クラウドとは、インターネットを通じて提供されるコンピューターサービスのこと
- 従来の方法では、自分自身でコンピューターやサーバを所有・管理する必要があったが、クラウドを利用することで、必要なサービスやリソースをインターネット上のサーバから使うことができる
- 「クラウド コンピューティング」という言葉自体は1997年には存在していた
なぜクラウド(雲)と呼ばれるのか?
- クラウドの特徴の一つは、サービスがどこから提供されていて、どこにデータが保存されているかといった物理的な場所をユーザーが意識しないで利用する点
- この形態が、雲に遮られ見えない場所からサービスが提供されるというイメージにつながり、クラウドと呼ばれるようになったと言われている
クラウドの対義語
- クラウドの対義語はオンプレミス
- オンプレミスとは、サーバ、ネットワーク機器、ソフトウェアなどを自身で所有・管理する形態を指す
代表的なクラウドのタイプ

- クラウドサービスを深掘りしていくと、SaaS・IaaS・PaaSという言葉を聞くことが多くなる
- これら3つのサービスの違いと責任範囲について説明していく
Software as a Service(SaaS)

- アカウントをもっていれば、インターネット経由でどこからでもアクセスすることができ、場合によってはグループやチームでファイルやデータを共有して利用することができるタイプ
- ソフトウェアのバージョンアップはサービス提供者側で更新を行う。そのため常に最新機能を利用でき、ソフトウェアのバグを放置したままになることもない
- データ以外の管理はすべてクラウド事業者に責任がある
Platform as a Service (PaaS)

- 大規模なデータセンターに、アプリケーションを稼動するためのネットワーク、サーバシステム、OSやミドルウェアなどのプラットフォームが用意され、企業ユーザがそのプラットフォーム上で開発を行うことができるタイプ
- データ、アプリケーション以外の管理はクラウド事業者が行ってくれるので、アプリケーション開発に注力できる
Infrastructure as a Service (IaaS)

- ネットワークやサーバ(CPU・メモリ・ストレージ)などのコンピューティングリソースを利用するタイプ
- 従来ならば自社で情報システムのインフラ部門が購入、構築し、運用する必要があったITシステムを、クラウドサービスを利用することで必要なときに必要なだけ利用できる
- ハードウェア以外の管理はユーザーに委ねられているため、責任範囲は大きいが柔軟なサービスを構築することができる
クラウドのデプロイモデル
「デプロイ」とは
- deploy:直訳すると、”常駐する、配置する”
- アプリケーションやファイルなどを実行環境に配置し、利用できる状態にすること を意味する
-
3つのデプロイモデルについて説明していく
- 参考・画像引用元: https://aws.amazon.com/jp/cloud/
クラウド

- アプリケーションを完全にクラウド上にデプロイし、アプリケーション全体がクラウド上で実行されている状態にする手法
ハイブリッド

- クラウドベースのリソースと、クラウド上にはない既存のリソースとの間でインフラストラクチャとアプリケーションを接続する手法
オンプレミス

- リソースをオンプレミスでデプロイしたり、仮想化およびリソース管理のツールを使用する手法