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📱 【モバイルアプリ2025 #2】モバイルアプリとは

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この章で話すこと
  • モバイルアプリの特徴について

モバイルアプリとは

iOSやAndroidなどモバイルOS上で動くアプリケーションのこと

Webアプリとの違い
特徴 モバイルアプリ(ネイティブ) Webアプリ
定義・概要 特定のOS(iOS, Androidなど)上で直接動作するように開発されたアプリケーション Webブラウザを通じて利用するアプリケーション
動作環境 特定のOSがインストールされたスマートフォンやタブレット インターネット接続とWebブラウザがある環境(OSに依存しない)
配布・インストール方法 アプリストア(App Store, Google Playなど)からダウンロードしてインストールが必要 URLにアクセスするだけで利用可能(インストール不要)
パフォーマンス OSに最適化されており、一般的に高速でスムーズな動作が期待できる 一般的にネイティブアプリより劣る場合がある(ブラウザの制約を受ける)
デバイス機能へのアクセス OSの提供する全ての機能(カメラ、GPS、プッシュ通知、連絡先など)にアクセス可能 一部の機能(カメラ、GPSなど)にはアクセス可能だが、制限がある
オフライン利用 オフラインでも利用可能な機能を実装しやすい 基本的にオンラインでの利用が前提(PWAなど一部オフライン対応可能な技術もある)
解像度 端末によって解像度 がバラバラ
◦ HD(1280x720)から8Kなど幅広い
◦ 縦横比も16:9、19.5:9、21:9など
◦ 縦持ちと横持ち、折りたたみ
ウィンドウサイズによって変わる
バッテリー バッテリー 効率が重要
◦ 省電力設計が必須
ストア審査 アプリストアの審査が必要(リジェクトされる可能性もある) 不要(Webサイトとして公開)
メリット ・OSに最適化されており、デバイスの機能を最大限に活用できる
・オフラインでも利用しやすい
・アプリストアでの露出が期待できる
・OSに依存せず、多くのデバイスで利用可能
・インストール不要ですぐに使える
・アップデートが容易
デメリット ・OSごとに開発が必要な場合、開発コストや期間が増加
・アプリストアの審査が必要
・ユーザーによるインストール・アップデートが必要
・ネイティブアプリに比べてパフォーマンスが劣る場合がある
・デバイス機能へのアクセスに制限がある
・オフライン利用に弱い
モバイルアプリの仕様

上記の特徴から、モバイルアプリは以下のように動作する

  • OSがアプリの動作を管理する
    • 予め許可した パーミッション の範囲でしか動作できない
    • 自動的に リソースを解放 し、RAM(メモリ)を空ける
      • OSが勝手に画面用データを消したり、プロセスごとKillしたりする
    • バックグラウンド動作を制限 する

  • OSが柔軟な レイアウトシステム を持っている
    • 画面サイズの変化に対して柔軟なレイアウト
    • 言語・解像度などに応じた切り替えシステムも持っている

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まとめ
  • モバイルアプリは、Webアプリと比較して、高いパフォーマンスとデバイス機能へのより詳細なアクセスが可能
  • アプリストアを通じた配布が必要で、審査プロセスがある
  • OSによる厳密な管理下で動作し、パーミッションやリソース管理の制約を受ける
  • 多様な画面サイズ・解像度に対応する柔軟なレイアウトシステムを備える
  • バッテリー効率と省電力設計が重要な考慮事項